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玉川徹「セーラー服は軍事由来とか変えないといけないものが残っている」

netgeek 2019年3月7日
 

3月6日放送の「モーニングショー 」にてコメンテーターの玉川徹氏がよく分からない主張を行った。ざわめきが広がっている。

話がどんどんずれていく。

番組では、しつけのための体罰を許容する民法822条を問題視。子供を「懲戒」、すなわち懲らしめることを認めるルールは今の時代にそぐわないと特集した。

この時代錯誤な法律が残っているという話の流れで、玉川徹氏が似たようなものがあると話し始める。以下、玉川徹氏の主張まとめ。

・日本でイノベーションがなぜ起きないのかを調べた

・日本はいまだに富国強兵を引きずっている

・例えば運動会は明治時代の軍事訓練が由来だ

・運動会は北朝鮮と台湾にしかない

・学生服とセーラー服は軍事由来だ

・民法も明治時代から引きずっている

・変えないといけないものが残っている一つの例だ

ツッコミどころが多すぎて大変だが、一つずつまとめていきたい。まず第一に国に歴史があることとイノベーションの発生は別論点であり、因果関係はないと思われる。日本が長い歴史をもつ国であろうとも、それが企業活動に悪影響を及ぼすことはないだろう。世界のイノベーションを主導するアメリカも歴史ある国だ。

第二に軍事由来だから悪いということはない。トレンチコートもランドセルも禁止すべきと言うのだろうか?誰も軍事的なことを意識していないのだから変える必要はない。

第三に玉川徹氏の話の全貌は体罰を容認する民法の問題と関係ない。現代にそぐわない法律が残っているという話をしているときに現代に溶け込んでいるその他の具体例を持ち出しても誰も説得することはできない。

問題あるものと問題ないものをその起源から同じカテゴリーにまとめてしまうのは論の展開が乱暴ではないか。玉川徹氏の話はまったくもって意味がわからない。

途中で映った女性も「何言ってんだこいつ」と怪訝そうな顔をしていた。

放送終了後、玉川徹氏の主張にはツッコミの声が殺到。コメンテーターとしてうまく解説できていないと非難轟々だった。

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