北海道のレンタカーについている謎の装置、鹿の衝突事故を防ぐ優れ物
netgeek 2018年10月8日
|
北海道のレンタカーを借りたところ、サイドミラー近くに謎の装置がついていたと一人の人物が写真をアップした。
これが一体どのように機能するというのか?
出典:https://twitter.com/CKW552001/status/1048721301282541569
見たところただの黒いプラスチックでできており、電源などは繋がっていない。不思議に思ってレンタカー側に尋ねると、これは走行中の風で鹿にだけ聞こえる不快な音を出す鹿笛ということが分かった。音を出すことで鹿との衝突事故を防ぐ優れ物なのだ。
これは北海道のレンタカーならではの事情だ。商品を調べると、「鹿よけ笛」「動物よけ警笛」などという名称で売られていることが分かった。
レビューを見ると「鹿が道路脇に立ってじっとこちらを見ていた」という意見が多く、効果を体感している人はそれなりにいそう。ただ一件だけ「装着していたのにぶつかった」という体験談がみられた。
ニッポンレンタカー北海道では年間30件、多いときでは月に10件も鹿との衝突事故が起きており、対策としてこの鹿笛を取り付けることにしたのだという。
しかし重要なのはここから。
2016年から比較実験を続けてきたニッポンレンタカー北海道は、2018年に鹿笛の装着をやめると公表したのだ。
装着車・非装着車の比較調査を実施するにあたり、今期につきましては一部車両への同笛の取り付けを行わないことといたしました。
装着車と非装着車の衝突数を比較して、効果が確認されなかったということか。もしかすると北海道のレンタカーは野生動物との接触事故が多いということで割高に設定されているのかもしれない。
Comments (1)