【炎上】ホッピーが素手のトイレ掃除を自慢
netgeek 2018年2月27日
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ホッピー「人財教育。便器を磨いて心を磨くのです」
ホッピーは周囲の物、特に便器を綺麗に磨くことで自身の心も磨かれると自説を展開し、仕事に専念する環境が整うと断言する。わざわざ採用ページにこのような写真を掲載するというのはもはや宗教の域。
社員に掃除をさせるのはいいが、素手で便器を磨く必要はない。ブラシを使えばいいのに、何を不衛生なことをやっているのか。
専門知識がある人は「素手でトイレ掃除をするとその後、手を洗っても感染症が広まる恐れが強い」として「食品会社としては致命的」と指摘する。
しかしながら、ホッピービバレッジ株式会社の石渡美奈社長(3代目)はこのやり方をずいぶんと気に入っているようだ。
過去に遡って調べたところ、2007年に連続してトイレ掃除の記事を公開していることが分かった。このあたりから社内に素手でトイレ掃除をする文化が生まれたことが分かる。
2007年4月24日。
わが社の今年の最重要方針は「環境整備」。
その中でも、トイレと床とフォークリフトを重点とする、と方針書には記した。
(中略)
もちろん、このトイレ掃除とは、便器に手を入れて、ごしごし磨くトイレ掃除の王道を意味する。
●「問題点を発見したら、その問題に自らタッチして解決する。」
トイレ掃除が、問題から逃げない強い心を育てるとは・・・。
同じく4月24日の記事。異常なまでにトイレにこだわっている。
42.トイレ掃除ひとつで東証一部上場。
43.ひとりで何も言わずにトイレ掃除。
75.問題の核心を掴むため、素手でトイレ掃除。
76.トイレットペーパーは三角折り。
82.上から順番にトイレ掃除研修。
83.トイレ掃除で本質がわかる。
84.楽しんで笑顔でトイレ掃除。
93.人生を大きく変えたトイレ掃除。
94.形のない心を磨くため、形あるトイレを磨き心を清らかにする。
98.トイレについている運を自分につける。
99.トイレの水も飲める。
5月4日の記事。完全に洗脳された人の文章。
「トイレ掃除の極意は、問題から逃げない強い心を育てること」。
これがとてもショックだった。
実は、トイレ掃除から、逃げていたのだ。つまり、私の心は弱かったのだ・・・。
そして、決めた。「今年は、トイレ掃除社内NO.1になる」。
2時間、素手で必死に磨いた。一人だったら、できなかったかもしれないけれど一緒にやってくれた社員がいたからできた。
私達は、「トイレ掃除フェチコンビ」という異名をもらい、私は、「ホッピーミーナ改め、尿石トリーナ」
彼女は「尿あかトリミン」なんて、冗談も出るほど。同じように思っていた社員が数名。みんな目がキラキラ輝いていた。
どうやら、わが社にトイレ掃除の文化が生まれそうだ・・・。
石渡美奈社長は社外の研修を受けた際にトイレ掃除の重要性に気づき、そこから素手で便器を磨く経験を積んだようだ。だが、その社外の研修というものの実態がいまいちよく分からず、怪しい雰囲気が漂う。
合理的な判断が求められる経営の世界において極めて非合理的な精神論を追い求める様は経営者失格と言わざるをえない。
ネット上では社内の驚くべき実態を知って「もうホッピー飲まない」「ドン引き」「汚いイメージがついた」「こういう会社嫌い」などと非難轟々。さらに影響力の大きな著名人もホッピー飲まない宣言を行い、大炎上している真っ只中だ。
社長の暴走を誰も止めることができなかったという社内事情が透けて見える。そもそも大企業であればトイレ掃除などは外部の清掃業者に委託したほうが安上がりなわけで、社員はもっと重要度の高い仕事に専念するべきであろう。
意味不明な精神論を押し付けられ、社員の心は磨かれるどころか汚れていく一方。まずは社長が誰に洗脳されたのかを調べたうえで、その人が間違っているという客観的な証拠を提示し洗脳を解く必要がある。
【追記】
ホッピーこぼれ話 件の居酒屋のマスターと話してきた
「と言う訳でホッピーが炎上してる」
「そんなのあったんか …あーでもトイレ掃除にしに来るよな」
「は?誰が?」
「ホッピーの社員が店に来る バケツと掃除道具抱えて掃除させてください!って」
「ホッピートイレ掃除好きすぎるだろ…」
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