BPO「抗議活動者が救急車を停止させて誰を搬送しているのか確認した(数十秒)。これが救急車を止めたと誤解された」←は?
netgeek 2017年12月16日
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騒動の経緯。
ニュース女子(制作会社はDHCテレビジョン)は2017年1月2日、沖縄ヘリパッド建設に反対する抗議者たちが救急車を止めた」と報じた。その後、一部の者たちから事実無根であると批判が殺到し、BPO放送倫理検証委員会が放送倫理違反がないか検証することになっていた。
その間もニュース女子は非を認めず、重要な指摘を行ったという立場を崩さない。
さてBPOが公開した報告書の中にある矛盾する箇所を紹介したい。
▼「抗議活動者が救急車を停止させた。これが救急車を止めたと誤解された可能性がある」。意味不明だ。
▼BPOの見解では「救急車が妨害されたという事実はなかった」。つまり「ニュース女子がデマを流した」ということになる。
参考:東京メトロポリタンテレビジョン『ニュース女子』沖縄基地問題の特集に関する意見
まず大前提としてどんな人でも救急車を止める権利はない。BPOは当たり前のように「誰を搬送しているのかを確認しただけ」と書き連ねているが、確認の必要自体ないはずだし、数十秒という時間も長過ぎる。
現場の事情は詳しくは知らない。だが、おそらく抗議活動者は敵対勢力(防衛局職員、機動隊員)が運ばれていたら妨害するつもりだったのではないだろうか。だからとりあえず救急車を検問して誰を搬送しているのかを確認した。そう考えれば合点がいく。
BPO委員会の最終判断は「重大な放送倫理違反があった」というものだった。だが、少なからずBPOの調査とは違う証言も散見される。
沖縄にてカナンファームで塩パインを栽培している男性は「消防署長が妨害を認めている」と話している。
僕が救急車デマの「発信源」とされていますが、別ツイートの通り、地元消防署長が、「救急車通行妨害」と「搬送車両違法捜索」を認めています。「誰を乗せてるんですかぁー?」なんてレベルじゃない!
番組が嘘を報道したというのなら、僕がウソの証言をしたことになる。
また同じ男性はBPOのメンバーがおかしいとリストにまとめた。政治思想が偏っているということだ。
BPO放送倫理検証委員会 委員長 – 川端和治 朝日新聞コンプライアンス委員会委員
委員長代行 – 是枝裕和 左翼ツイ魔
委員長代行 – 升味佐江子デモクラTV
委員 – 斎藤貴男 マスコミ9条の会
委員 – 渋谷秀樹 憲法学者
委員 – 鈴木嘉一 NHK籾井前会長徹底批判
ニュース女子は他にも抗議活動者に日当が支払われていると言及していた。この点は抗議活動者側にいる香山リカが「5万円は交通費の援助であり、日当でないことは明らか」と無理な理屈で話しており、皮肉にも日当であると裏付ける証言をしてしまっている。
BPOは委員メンバーの選出がおかしい?
ということは間違っているのはニュース女子よりもBPOのほうなのでは…。BPOをさらに監査する団体が必要な気もしてしまう。
ネット上では「そもそもBPOの収益はほぼ100%、NHKと民放各社、民放連の会費で賄われている」「利権団体であり、地上波の忖度機関」と指摘する声もあがった。
出典:https://twitter.com/cyokuri/status/941375971625598976
その後、ニュース女子の制作会社がBPOの記者会見に参加申し込みをしても、BPOは「総務省クラブかNHKクラブに入っていないと認めない」と拒否。今回の騒動の当事者であるということを伝えてもダメだった。
BPO広報「ニュース女子に関して記者会見をするが作成者のDHCテレビジョンの取材を許さない!MXから貰え!制作会社は許可しない受け付けない!他社に記者の質問は認めるがDHCは認めない!」
BPOは番組を作成した当事者を非常に偉そうな態度で除外しました。
当事者を除外するBPOは組織として腐ってる pic.twitter.com/hE13FxT4SK— DAPPI (@take_off_dress) 2017年12月12日
BPOがやっていることはおかしいのではないだろうか。「救急車を停止させたら止めたと勘違いされた」。曲解に基いて文章を書くから無理が生じる。BPOは重大な倫理違反を犯している。
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