【ホリエモンロケット】日本メディア「打ち上げ失敗」 米国メディア「partial success(部分的に成功)」
netgeek 2017年8月2日
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堀江貴文氏が出資するインターステラテクノロジズがロケットを打ち上げた件について、メディアの報じ方に差異が見られるので紹介したい。
物事の解釈はこうも違うものかと驚かされる。
▼日本メディア「打ち上げ失敗。夢かなわず」
▼ 米国メディア「partial success(部分的に成功)」
ロケットは発射こそうまくいったものの、途中で通信が途絶え、やむを得ず計画を断念することになった。これをメディアがどう報じるかは非常に興味深い。
いつの時代もベンチャービジネスに失敗はつきもので、多数の失敗を重ねてようやく完璧な成功にたどり着くものだ。発射はうまくいき、通信のみ失敗したということはそれなりの手応えがあったと解釈してもいいのではないだろうか。
事実、ホリエモンこと堀江貴文氏は貴重なデータが取れたとして次なる挑戦に前向きだ。
無事ロケットは離床して飛んで行きましたが、残念ながら宇宙までは到達できませんでした。しかしながら貴重なデータが取れたのでリベンジして宇宙まで飛ばす日も近いです。
— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) July 30, 2017
挑戦しない者が挑戦する者を笑う。悪しき日本の風土がベンチャーの邪魔をしていると言われることがある。東京大学在学中にいち早くITビジネスに目をつけてオン・ザ・エッヂを創業した堀江社長はその後ライブドアを買収し、フジテレビをも手中に収めようとした。
そして現在は宇宙開発事業に着目して前に進もうとしている。社会の発展を考えれば、周囲の人間としては失敗をあざ笑うのではなく応援することこそが大事なのではないだろうか。対象的なメディアの報道から重要な示唆が得られた。
トーマス・エジソン「私は失敗したことがない。ただ1万通りのうまくいかない方法を見つけただけだ」
とても大きな夢を掲げて難題に挑むホリエモン。インターステラテクノロジズのロケットはこのまま挑戦し続ければいつか成功するだろう。そして気づいた頃には周囲が追いつけないほどの技術力を身に着けている。
転んだ人を笑ってはいけない。彼は歩こうとしたのだ。
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