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女も丸坊主、風邪をひいたらクビ、朝5時から1.5kmのマラソン。秋山木工の丁稚制度に賛否両論

netgeek 2018年2月5日
 

神奈川県にあるオーダーメイドの家具製作会社「秋山木工」では独特の丁稚制度を採用している。一流の職人を育てるために必要な制度だと社長は胸を張るのだが…。

秋山木工の社内の様子を見てみよう。

髪の毛を丸刈りにされ、高校生時代とは全く違う見た目になってしまった河原久美子さん。本人が選んだ道なので周囲がとやかく言うことではないかもしれないが、職人としての技術力と髪型は無関係なのではないだろうか…。

秋山木工の創業者は秋山利輝代表。自身の修行時代を振り返り、非常に厳しいルールを課す。

秋山木工は創業1971年、社員数34人で年商13億円。家具の品質は高く、オーダーメイドの家具が迎賓館や国会議事堂、宮内庁でも採用されているという。

秋山木工では1年目は丁稚見習いで、2年目~5年目までが丁稚、6年目〜8年目で職人として扱われる。評価制度は技術力だけでなく、人間性に重きを置かれているのがポイント。

弟子たちは朝5時前に起床して1.5kmのマラソンをこなす。恋愛禁止、携帯電話も禁止で、夜は23時に就寝という禁欲生活を送る。

こうした異常な勤務形態が労働基準法違反として摘発されないのは「秋山学校(一般社団法人)」という形式をとっているから。実質的には社員なのに、生徒として扱っているのだ。

半年間の丁稚見習いを終了すると以下の条件で採用される。

厳しい条件にもかかわらず待遇は全くよくなく、むしろ悪いという印象。一流の家具職人になりたい若者はそれでも弟子入りするのだろうが、それにしても…。

また、秋山木工は8年で卒業する決まりになっている。「その後の進路は本人の自由」と言えば聞こえはいいが、長く働けないのは大きなデメリット。秋山木工としては安い労働力を使いたいという裏の意図があるのではないか。

後ろに見える垂れ幕に注目。「10倍働く」「~をひいたら即クビ」。インターネットで調べたところ「秋山木工では風邪を3回ひいたらクビになる」という情報を得ることができた。その後、「風をひいたらクビ」というルールに変えられたのかもしれない。

厳しい方針を貫くのは品質の高さを維持するために必要な措置だとしても、無駄な精神論に陥っている気がしてしまうのもまた確か。髪型や携帯電話は技術とは全く関係がないわけで、奴隷として使っているだけではないか。

ネット上の意見

・ここは自分から入るんじゃなくて入れられるところ

・富山ヨットスクールと同じか

・典型的なブラック企業

・宗教

・美談にするのやめてほしい

・宮内庁に通報してら使用をやめてくれるかな?

・家具の加工なんて機械がやる時代

・家具の価値は加工ではなく、デザインなどに移行している

IKEAやニトリが新しいやり方でシェアを急速に拡大する中、秋山木工のやり方はあまりにも古いように思える。果たしてこのやり方が本当に正しいのだろうか。ネット上では宗教にも似たブラック企業という指摘が飛び交う。

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