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資生堂のCM「25歳からは女の子じゃない」に苦情が殺到して放送中止に。これは資生堂が可哀想

netgeek 2016年10月8日
 

資生堂が化粧品ブランド「インテグレート」の宣伝のために放送していたCMに「差別的」「セクハラ」「不快」などという苦情が殺到し、ついに資生堂が放送中止を決めた。ネット上で公開されていた動画もすでに非公開になっている。

CMは一体どこがいけなかったのか。netgeek編集部では入手した映像から再現を試みた。

▼「誕生日、おめでとー!」という声とともに25歳を祝うケーキが映る。

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▼祝っているのは夏帆と森星。

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▼だが、パーティーの主役である小松菜奈は浮かない顔で「めでたくない…」

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▼空気を察した2人はズバリと言うことにする。夏帆「今日からあんたは女の子じゃない!」

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▼夏帆・森星「もうチヤホヤされないし、褒めてもくれない。下にはキラキラした後輩。週末ごとにアップされる結婚式の写真。このままじゃヤバイ。何で!?いつから私こうなった!?カワイイという武器はもはやこの手にはない!」

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▼その後、カワイイをアップデートすることが大事という話になり、「カワイイ」ではなく「いい女」になることが大事だと説かれる。

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▼真っ赤な口紅で大人の化粧をした小松菜奈。

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▼ここで化粧品が登場。ブランドメッセージは「25歳から可愛いを脱却して大人の女性になろう」というもの。

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男性が女性に対して「25歳からは女の子じゃない」と言ってセクハラだと騒ぎになっているのかと思いきや、CMに出てくるのは同年代の仲間内の女性。常識的には何の問題もないと思われるのだが、これを「女性差別」「セクハラ」と感じた女性が一部いたようで、資生堂は騒ぎを受けて放送中止を決めた。

個人の主観に基づくクレームといえばnetgeekでは以前、以下のような記事を公開したことがある。

参考:欧米のクレームは論理に基づいているのに日本のクレームは不快であることが基準になっている。これは聞き入れるべきではない。

日本のクレームは論理に基づいて社会を発展させようとするものではなく、特定の個人が不快に感じたからと文句を言うのが特徴。しかも、「お客様は神様です」の精神で企業側が受け入れてしまうからますますクレーマーがつけあがるのだ。

今回の騒動はまさしく典型的ないちゃもんが引き起こしたものだといえよう。試しに言葉を少し変えて「25歳からは男の子じゃない」という表現にするととても奇妙に感じられる。クレームを入れた差別に敏感な人は果たして25歳以上の男性のことも男の子扱いしているのだろうか?今回の騒動、資生堂は何も悪くないと思う。

現状の日本は残念ながらクールジャパンではなくクレームジャパンになっている。

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