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今までメルカトル図法に騙されていた。日本はそんなに小さくないし、ロシアはそこまで大きくない!

netgeek 2016年10月3日
 

普段よく目にする地図は、ほとんどがメルカトル図法によって描かれたものだ。そこに描写されている日本はとても小さく、ロシアはかなり巨大に見える。しかし、実はメルカトル図法の縮尺によって面積がかなり歪められていることをご存じだろうか。別の方法で比べてみると、そこには驚きの世界が広がっている。

モノマネ芸人のきくりんさんが、とある地図サイトで色々な国の大きさを比べてみたところ、驚きの世界が広がっていたことをツイートした。

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日本と比べてヨーロッパの国々がいかに小さいことか。また、あれだけ広大だと思っていたロシアが、東南アジア諸国と比べるとそうでもないように見えてくる。この地図はあるプログラマが開発した、メルカトル図法による面積の歪みを抑えつつ国を比較することのできるサイトで見ることができる。普段見慣れている地図とあまりに違う光景に、Twitter上では大きな反響の声が上がった。

▼今まで小さいと思い込んでいた日本が、ヨーロッパの国々と比べるとそうでもない!

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▼インドネシアは想像以上に広大だ。これはすごい!

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そもそもメルカトル図法とはどのようなものだろうか。詳しく解説している人がいる。

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メルカトル図法とは、もともと航海の時に使われていたもので、緯度によって面積が実際のものとは違うという。

▼赤道に近づくほど面積は小さく表示される。

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画像出処:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%83%88%E3%83%AB%E5%9B%B3%E6%B3%95

▼なお、きくりんさんが使っているサイトも、比べる対象はメルカトル図法で表示されているので厳密には正確ではない。ただし、普段見ている地図は面積が歪んでいるということを知る意味はあるだろう。

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面積を比べるには、他の図法を用いたほうがいいという意見もあった。世の中には色々な図法がある。

▼ボンヌ図法。面積を比較するのに分かりやすい。が、ちょっと見慣れないかもしれない。

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画像出処:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%83%B3%E3%83%8C%E5%9B%B3%E6%B3%95

▼ユニバーサル横メルカトル図法。歪みを極力抑えたメルカトル図法。

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画像出処:http://www.gsi.go.jp/chubu/minichishiki10.html

今回のきくりんさんの投稿については、国の比較の仕方が厳密ではないとの指摘も多く、最終的にツイートは削除されている。しかし、我々が普段見慣れている地図からは見えないものが、この比較によって見えてくるのも事実だ。固定観念ほど、世界を見誤らせるものはない。

あわせて読みたい→北海道が大きいということが分かる新聞広告がSUGEEE!!!!

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