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Wikipediaの寄付要求が仰々しぎて「もう広告貼れよ…」と話題に

netgeek 2016年9月16日
 

便利なサイトとして知られ、利用者も多いWikipediaに反発する声が上がり始めている。度重なる寄付要求はやはり日本人には馴染まないのかもしれない。

運営資金に困っているのだろうか?現在のWikipediaは史上最高レベルで大きな寄付要求文が掲載されるようになっている。

▼PCでアクセスすると上部にどーん!コーヒー一杯の金額でいいとアピールされており、右側では最小300円が選べるようになっている。

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▼スマホではなんと全画面表示。うざくて反射的に戻ってしまったという人も多い。

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ユーザーの利便性を損なってまで寄付を求めるのは何か間違っている気もする。Wikipediaについては以前よりその運営方針に共感するファンも多く、実際に寄付する人も散見された。だが、寄付の要求が数年の間にほぼ定期的に何度もなされること、告知分が大きすぎることが利用者の反発を招いており、今では「広告を載せてはどうか?」という声が多く上がり始めている。

▼以前の寄付要求文。このときは斬新さもあって苦情の声はほとんどなかった。

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Wikipediaとしては広告を表示しない理由は「情報サイトとして中立性を維持し独立性を保つため」と説明している。一方で、仮にクリック課金型の広告を表示しても独立性は損なわれないという印象が強いのもまた確かだ。企業から直接、広告を引き受けるのであればやはりスポンサーの力が強くなってしまうだろうが、ランダム表示されるGoogleアドセンスなどの広告を掲載するのはポリシーに反さないだろう。

事実、本サイトnetgeekはランダム表示の広告収入で賄っており、また同時に中立性も維持できている。広告掲載が企業とのずぶずぶの関係に直結するのは雑誌や新聞などのように企業側と直接連絡を取り合って広告掲載を引き受ける場合のみなのではないか。

netgeek編集部でアンケートをとった結果。やはり多くの利用者が不快に感じていることが分かった。

なんと7割もの人が寄付要求に違和感を感じているのだから、これはWikipedia運営陣としては見過ごせない問題だ。そもそもの話をすれば寄付は企業でもできるわけで、100%寄付で運営されているからといって必ずしも独立性が保たれているとは言えないはずだ。

また、非営利組織だからといって本当に利益を出さなくていいのかといえば決してそうではない。最低でも人件費やサーバー代などの運営コストは稼がなくてはならず、もしものときのために内部留保も必要だ。非営利組織なのにその名に反してボロ儲けしていたという話は珍しいことではない。何度も寄付を求めてくるWikipediaの財務状況はどうなっているのだろうか。大変気になるところだ。

ちなみに寄付をするとこのような画面が表示される。

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そして一度寄付をするとその後も度々、催促のメールが届くようになる。善意の人こそたかられて損をする仕組みはいかがなものか。Wikipediaは真剣に広告掲載を考えてみてほしい。利用者の満足度は最上位の優先順位で大切にしたほうがいい。

【追記】Wikipediaの正規職員は全員年収1000万円以上とみられる。寄付で50億円入ってきて36億円が費用。残りは内部留保。

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目的を限定されていない収入は約4900万ドル(49億円)で、費用は約3600万ドル(36億円)だ。結構なものである。職員への給料で約1600万ドル使っているので、175人で割ると、一人あたり約9万ドル。全員年収1000万円近く貰っている。

職員だけではなくパート・アルバイトなどにも賃金を支払ってることを考えると職員はもっと貰っているだろう。良い職場だ。

http://blog.tinect.jp/?p=4342

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