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「Windows10強制アップデートで仕事に支障が出た!金払え!」 裁判所「100万」 マイクロソフト「え?」 裁判所「100万」

netgeek 2016年6月30日
 

先日、とうとう筆者もWindows10へ強制アップグレードされてしまった。しばらくパソコンが使えず非常に不愉快だったが、Microsoftに自分の身に起きたトラブルの説明メールを送ることで、ひとまず溜飲を下げた。しかし、アメリカでは実際に裁判を起こし、1万ドル(約100万円)をゲットする猛者が出現。これは訴訟が頻発する予感…!?

「Windows 10へのアプデートで仕事に支障が出た。Microsoftは損害賠償せよ!」

このように訴え出たのは、アメリカでオンライン旅行サービスを運営するテリー・ゴールドスタインさん。仕事で使っていたパソコンが急にWindows10へのアップグレード作業を始めたため、業務に支障が出たという。

▼ゴールドスタインさんの運営する旅行サービス「TRAVELS WITH TERI

win10_ okane(3)

ゴールドスタインさんによると、「アップグレードすることを許可した覚えはない」とのことだ。おそらく、更新を促すポップアップ画面は「×」ボタンを押しただけでも同意したとみなされるため、これに気づかなかったのではないかと言われている。

いずれにせよ、ユーザーに不誠実な仕様だというのは間違いないだろう。ゴールドスタインさんは、更新後にパソコンの調子が悪くなり、結局買い替えるハメになったと裁判所へ訴え出たというわけだ。Microsoftは「訴訟費用がかさむため控訴しない」と発表し、1万ドルの賠償金判決は確定した。

Windows 10アップグレードは、すでにあちこちで混乱を引き起こしていた。

参考:天気予報の生放送中にWindows10のアップデート画面が割り込んでくるハプニング。UZEEE!!!!!

参考:【注意】USBメモリを「安全に取り外し」しない人はWindows10にアップグレードするとデータが消滅する

最近も、Windows10アプデートのポップアップが引き起こした事故画像が、ネット上に色々と投稿された。

▼Twitterユーザーが発見した事故の瞬間。…こんなところにも。

win10_ okane(4)

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▼バ、バスの行き先が見えない!!1日中この状態で一向に直らなかったという。

win10_ okane(2)

▼なんじゃこりゃああああああ。もはやウイルスの挙動そのものではないか。

windows10update_t

▼大学の講義中に教授のPCが大変なことに…。ひたすら待たなければならない。

windows10update_t1

これらの画像を見ても、あちこちで業務に支障が出ているのは間違いない。訴訟大国アメリカでは、今後同様の裁判が増加する可能性が指摘されている。なお、賠償金判決に危機感を覚えたのか、Microsoftは6月28日、更新を促すポップアップに「更新を拒否する」選択肢を加えることを発表した。正直、遅すぎる対応だとは思うものの、Microsoftを方針転換させるほどユーザーの不満が高まっていたともいえる。

ちなみに、すでにアップグレードされてしまったという人も多いだろう。元に戻したいという方はnetgeekの記事、勝手にアップグレードされたWindows10を元に戻す方法をご覧頂きたい。

▼世界中で有名になった天気予報中のトラブル。

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