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「イギリス国民が世界恐慌を起こしてでもEU離脱を希望した理由」 イギリス在住のめいろま氏が語る分かりやすい解説

netgeek 2016年6月24日
 

国連でのキャリアも持つ「めいろま」こと谷本真由美氏が、なぜイギリスの有権者が国民投票でEU離脱に票を投じたのか解説している。現地の状況を知れば、EU離脱は納得の結果だった。

端的にまとめれば、経済が豊かなイギリスにEU域内の人たちが来すぎて日常生活が極度に不便になっているから。

EUでは加盟国を同一の国とみなし、ビザなしで自由に行き来できる仕組みを整えた。これにより経済が活性化すると思われたのだが、実際は賃金の低い国から高い国に大移動が起きることに。当然ながらもともとイギリスに住んでいた人は生活が不便になったと不満を漏らす。

▼めいろま氏自身もイギリスに移住した移民。それゆえ状況を詳しく把握している。

それでは、より詳しい解説を一気にみていってみよう。

本当に分かりやすい解説でありがたい。実際にイギリスに住んでいるからこそ把握している病院や学校の問題はめいろま氏ならではといったところ。直接的には無関係とはいえ、経済面で影響を受ける日本としてはいまひとつイギリス国民が何を考えているかが理解できなかった。それがようやく腹落ちしたという感覚だ。

また、より読み応えのある解説についてはめいろま氏が執筆した記事「イギリスがEU離脱した理由」を一読あれ。現地の事情が手に取るように分かる力作だ。

世界に不況を巻き起こしてでもEUを離脱した理由。それは自身や家族の生活のためだった。

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背に腹は代えられない。かつては画期的な仕組みだと絶賛されたEUもここにきて整合性が取れずボロが出始めている。詰んだ状態に陥ったイギリスは今、緊急打開策としてこの一手をとることで再び豊かな暮らしを取り戻そうとしている。

【追記】

スコットランドのニコラ・スタージョン首相が、同地域ではEU残留派が多かったことを受けてイギリスからの独立をにおわせる発言をした。スコットランドの人たちの民意を受け止め、今後はさらに独立して政治を行ったほうがよいという考えだ。

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イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドから成る連合王国が分裂しようとしている。まだ一波乱ありそうなので目が離せない。

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