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【炎上】フジテレビがガセ情報につられてインドネシアの脱線画像を日本のものとして放送

netgeek 2016年5月18日
 

東武東上線で車輪が脱線するハプニングがあった件について、現地に赴かずに安易にネット上で素材を収集したフジテレビが誤ってインドネシアで起きた脱線事故の画像を放送してしまった。イタズラ心の釣り画像と気づかなかったようだ。

5/18、東上線が脱線したという情報が出回るやいやな、以下のようなツイートが投稿された。

fuji_dassenn (1)

こちらは1,500以上もリツイートされ、大変注目を集めた。ただ多くの人が気づいたこととして実はこの画像は同じ日にインドネシアで起きた脱線の様子で、もともとは外国人がTwitterにアップしたもの。要するにこのTwitterユーザーはちょっとした遊び心で釣りを仕掛けたのだ。

▼元の投稿。右下の画像が同じ。

fuji_dassenn (3)

これにまんまと騙されてしまったのがフジテレビ。

fuji_dassenn (2)

要するに画像の使用許可を得たいということだろう。しかしながら、大手メディアが自分で取材せずにTwitterで情報収集し、ニュースを完結させる姿勢は度々「報道にかかわるジャーナリストがやることではない」「ジャーナリズムに反する」とバッシングされていた。

その後、フジテレビは本当に、インドネシアの画像を日本で起きたこととして放送してしまった。

fuji_dassenn (6)

左側に小さく書かれた「ツイッターより」の文字が信憑性をさらに薄くする。車輪が脱線しているのは確かだが、Twitterユーザーの多くはこれがインドネシアの画像だと気づいていた。情報を正す多くのリプライがあったのにそれに気づかなかったフジテレビは異常としかいいようがない。

さらに、電車に詳しい人は車輪を見ただけで東武東上線の電車ではないと見抜くことができたようだ。

ちなみにNHKはきちんと正確な情報を流していた。

fuji_dassenn (5)

フジテレビの存在価値とは一体…。最近のテレビ局はYouTube動画を流すだけや、ネット上の情報を垂れ流すだけの手抜きが目立ちすぎる。日本を代表する大手テレビ局として莫大な予算を抱えているにもかかわらず、取材にお金をかけないから信頼性はどんどん失われていく一方だ。

以前より、フジテレビはネットでの情報仕入れが特に目立つと叩かれていた。ベンチャーや中小企業のメディアならまだしも、人手もお金もあるフジテレビはどうして自分たちで取材しないでタダで仕入れた情報を使おうとするのか。海外の一流のジャーナリストたちは日本のテレビ局を自分で調査しないで新聞や雑誌の情報を横流ししているだけと盛大にバカにしている。

参考1:めざましテレビがTwitterの面白ネタに乞食行為を仕掛けるも一瞬で撃沈

参考2: 【めざましテレビTwitter乞食スパム事件】何人分の名を語っているのか調べてみた

なお、今回のような緊急時、電車の座席は滑り台に早変わりするということをご存じだろうか。

▼イスは簡単に取り外せるようになっており、このように設置する。

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画像4枚、出所: 一ノ宮のあきえ@s_kmkz5さん

▼ゆっくり降りればお年寄りでも安心。

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▼座席がなくなった後はこんな感じ。かなりレアな光景だ。

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▼よく見ると椅子の端を線路に噛ませていることが分かる。うまくできていて感心するばかり。

fuji_dassenn (4)

フジテレビは他局に比べると視聴率の低迷が著しく、経営方針が間違っていると度々指摘されている。ネットメディアではないのだから、少なくとも取材は自分たちの足でやるべきだろう。それをしないのならばテレビ局としての存在価値はない。

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