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【驚愕】洗脳を試みるブラック新人研修がテレビで放送されて炎上!

netgeek 2016年4月11日
 

厳しすぎる新人研修がテレビで放送され批判の声が集まっている。新入社員はまず研修として一カ所に集められたうえで講師から存在そのものを否定する発言を浴びせられ、さらに怒号まで飛び交う事態に泣き出す社員も出たという。

人格を否定するような過酷な研修は、洗脳の基本テクニックだ。このような悪質なものを許していいのだろうか。

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▼研修を外注された株式会社心(こころ)の足立裕志代表。まずはじめに新入社員の存在そのものを全否定する。

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▼心が繊細な新入社員は泣き出す人も…。よりどころにしていた価値観を崩し、企業側の価値感を刷り込みやすくするというわけだ…。

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▼「過酷な研修」と「本気で仕事をすること」の間に建設的な関係が存在するのか甚だ疑問だ。果たしてこの研修は何の意味があるのだろうか?

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netgeek編集部では、何も悪いことをしていないのに偉そうに説教をかましていた足立裕志代表について調べてみた。

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会社のHPでは一流面でかっこいい横文字を並べているが、足立代表の出身は龍谷大学経営学部で、その後、名も無きベンチャーを経て起業したという流れ。コンサルをやっている割には全く凄い経歴ではない。会社の資本金はわずか300万円。講演のマッチングサイト「講演依頼.com」では50万円という価格を提示していたが、本当にそんな価値があるのかは甚だ疑問だ。

このブラック研修に対して、もちろんネット上では非難の声が殺到する。

▼経営方針を問う疑問。日本の経営者の中には労働者を使い捨てと思っている人もいるのかもしれない。

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▼もっともな指摘。過酷な研修が増えた背景には、時間も手間もかかる人材育成を放棄して「手っ取り早く会社の言うことを何でも聞く人間」を育てたいという企業側の思惑が見え隠れする。

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法律上は労働者保護がなされている一方で、サービス残業や長時間労働などの労働法を無視した社内慣行は平気で横行している。新入社員の段階で思考能力を麻痺させてしまえば、労基署に訴えられる心配もなくなるのだ。

終身雇用の考え方がまだまだ根強い日本社会では、他の職場を経験している人材の数も少なく、組織内部が労働環境の異常性に気づかない場合も多い。そういった閉鎖的な環境の中でその場での「常識」を強要されれば、従わざるを得なくなる。

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海外のように、労働者と会社がもっと気軽に選びあえる関係にあれば改善する余地もあるかもしれない。しかし、「一度雇ったら解雇することができない」という過度な労働者保護法制によって企業側も採用に慎重にならざるを得ず、さらに転職を良しとしない社会風土も相まって、硬直的な雇用体系はなかなか改善しない。

現行の行き過ぎた労働者保護法制が日本の過酷な長時間労働の原因の一つになっていると言えるのは何とも皮肉なことである。洗脳に近い過酷な新人研修の果てに過労死などの深刻な事件が起こらないことを切に願う。

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