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【炎上】NHK経営委員「最近の若者は本当にダメだから法律でNHKの番組を強制的に見せる時間をつくるべき」

netgeek 2016年2月7日
 

地理学者、考古学者であり、また同時にNHKの経営委員のメンバーでもある安田喜憲氏が第1110回の日本放送協会経営委員会で異常な発言をしていたことが分かった。

経営委員会の議事録についてはネット上で読むことができ、そちらにて安田喜憲氏の発言を確認することができる。

発言の趣旨は、「最近の日本の若者は学習意欲がなく、本当にダメなやつばかりであり、一方で外国の若者は熱心に勉強している。日本の若者を教育するにはNHKの番組を強制的に見せる法律をつくるべき」というものだ。

いろいろなところで講演していますが、講演して一番反応がないのは若者です。昔は大学の授業を聞いていて、学生が寝るということはありませんでしたが、今は授業中に寝ます。これは日本の大きな問題で、NHKもこういう問題を考えなければならないと思います。日本の未来を考えるときには、今の若者を根本的に立て直すことを考えることが必要です。

カンボジアで授業をしていると、目をきらきら輝かせて聞いています。その反応と同じように彼らはテレビも見ています。日本の国際放送を見ています。それはそこから何かを吸収したいということです。バラエティーではありません。生きる糧をもらいたいと思って、発展途上国の人はNHKの国際放送を見ているわけです。日本に期待しています。そういうところにバラエティー番組を流されると、はっきり言って日本人でも腹が立ってきます。日本は、いつの間にか文明が成熟しているので、今の日本の若者の接触者率を増やさなければならないとか言っていますが、

私は、今の若者に徴兵制はだめとしても、徴農制とか、徴林制とか漁村に行けとか、そういう法律で、テレビの番組も何時から何時まできちんと見るということにすればいいと思います。この番組を見なければ会社に就職させないとか、抜本的に政策を変えないと、日本は本当に大変なところへ行くのではないかと思います。

したがって、そういう面でNHKの役割は非常に大きいので、許される範囲を超えるものもあると思いますが、もっときつい方策をとらなければならないところまで来ているのではないか思います。

http://www.nhk.or.jp/keiei-iinkai/giji/g1110.html

あまりにも論理の飛躍が激しく、また現実的でない策を提案するあたり、NHKの経営委員はこんなことを議論しているのかと嘆かわしくなってしまう。「今の若者は…」と古代エジプト時代から使われていた典型的な老害フレーズで世代叩きをするあたりも違和感を覚えざるをえない。

また、最後にNHKの存在意義を強調したうえで「許される範囲を超えるものもあると思いますが、もっときつい方策をとらなければならないところまで来ている」と発言しているところが恐ろしく感じられる。一体何をしようとしているのか。まさか本当に法律をつくろうと動き出しているのではないか…。

そもそも発展途上国の人たちのハングリー精神が強いのはその恵まれない環境から当たり前であり、カンボジアの人たちも豊かな暮らしになれば学習意欲は低くなるはずだ。

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それゆえ、成熟社会の若者の非を指摘し、どうこうしようとしている時点で間違っている。NHKの番組を見せれば何かが変わるということは絶対にない。

個人的にはそんなことよりも国民から無理矢理受信料を徴収するインチキ制度を一刻も早くやめてもらいたい。

NHK_kaiyaku (1)

自分たちが本当に良質な番組をつくっているという自信があるならインターネットで有料で販売すればいいではないか。受信料を払っていない家庭のTVにはスクランブルをかけて砂嵐の画面にすればいいではないか。

自分たちに有利なルールを勝手につくり、どれだけバッシングされてもその利権を手放そうとしないNHKは偉そうに「法律で強制的に見せるべき」などと言い張る権利はない。経営委員会では真摯に国民の声に耳を傾けたうえで優先順位の高い題目、つまり受信料の徴収問題について議論を交わすべきだ。

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