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302円の会計で507円を出したら店員が「あの、500円で足りますけど?」 日本の将来が危ない。

netgeek 2016年5月9日
 

コンビニのレジでのある小話がTwitterで話題になっている。そして、小話は大拡散され、お釣りが出る時は店の都合に合わせるべきか、客の都合に合わせるべきかという論争に発展した。

まず、こちらの投稿をお金の移動について硬貨をイメージしながら見てほしい。

▼「302円」の商品の会計。あなたはいくら出す?

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「500円で足りる」と言った店員もおかしいが、客のお金の出し方にも違和感を覚えなかっただろうか。Twitterでの多くの反応はこちら。

▼「そもそも502円で良かったのでは?」

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確かに、「507円」を出すのは無駄な感じがする。

試しに、お釣りの硬貨が何枚返ってくるのかという考察をしてみる。分かりやすく、客の財布には500円玉と1円玉だけが十分な数入っているという前提にする。

(1)302円に対して500円。→お釣りは198円。

返ってくる硬貨は、100円玉1枚、50円玉1枚、10円玉4枚、5円玉1枚、1円玉3枚で合計10枚。これは明らかによくないと分かる。

(2)302円に対して507円。→お釣りは205円。

返ってくる硬貨は、100円玉2枚、5円玉1枚で合計3枚。先ほどよりは枚数は減った。

(3)302円に対して502円。→お釣りは200円。

返ってくる硬貨は、100円玉2枚だけ。これが最小の硬貨数で、ベストな選択のように思われる。

ところが、投稿者の男性と一部のユーザーは猛反論。一体、何が不満なのだろうか?

▼どうしても大量の1円玉を5円に変えたかった模様…。

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この感覚は多くの人が理解できないだろうが、とにかく彼の主張は507円を出した方が財布の中の硬貨数が減少してコンパクトになるというものだ。

では、今度は彼の財布の中の硬貨が何枚減るかという観点から考察する。前提はさきほどと同じ。

(1)は明らかにおかしいので割愛。

(2)302円に対して507円。→お釣りで返ってくる硬貨は3枚。

店員に渡した硬貨は500円玉1枚と1円玉7枚の合計8枚なので、減少数は5枚。

(3)302円に対して502円。→お釣りで返ってくる硬貨は2枚。

店員に渡した硬貨は500円玉1枚と1円玉2枚の合計3枚なので、減少数は1枚。

確かに、財布の中の硬貨が減る枚数に関しては(2)の方が多く、財布をコンパクトにしたい人には向いているかもしれない。

しかし、この考え方にも批判が集まっている。「店員のことを考えろ!」

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客の行為は直接的ではないにしろ、やっていることは両替と同じだ。確かに、両替を禁止する店は多く、迷惑行為と考える人は多かった。皆さんは「店員」と「客」、どちらの都合を優先して会計をするべきだと考えるだろうか。

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