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KDDIが発表した新プラットフォーム戦略「Syn.」が数年前にGoogleからペナルティを受けるとして絶滅した相互リンクで完全に終了

netgeek 2014年10月16日
 

10/16にKDDIが発表した天気やニュースなどの13種類のサービスを繋げる新プラットフォーム「Syn.(シンドット)」が早い話がただの相互リンクであることが判明し、Googleから過度なリンクでペナルティを受ける可能性が浮上した。

Syn.は「中心のないポータル」という新しい肩書を使っているものの、要するに複数のサイトが相互にリンクをはりあっている状態。

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サイト内の左上などにあるボタンをタップすると開閉式のSyn.メニューが出てきて、そこに提携を組んだ各サイトのリンクが「おすすめサービス」として載っているというもの。これはGoogleから「過度な相互リンク」として検索ペナルティを受ける恐れがあるのではないか。

大企業がやっているから大丈夫ということは全くない。実際に過去にはリブセンスが過剰SEOでペナルティを受けている。
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詳しくは次の記事を参照。参考:リブセンスは検索ペナルティを受けたのか。調べてみた

数年前、Googleが公式に「過度な相互リンクを行っているサイトに対してペナルティを課す」と宣言してからというもの、各サイトではサイドバーにあった「相互リンク集」が続々と絶滅していった。それまではサイトに「相互リンク募集中です」などと告知しつつ、同時に相互リンクをはってもらえるようにお願いのメールを送ることで検索順位をあげるのが常識だったのだ。それが今では完全に時代遅れになってしまった。果たしてSyn.は大丈夫なのだろうか。

Twitterではその他にも、「そもそもこのサービス自体にニーズがないのでは」と疑問を唱える人が多くみられた。

 

もう今は企業が様々なサービスを寄せ集めたプラットフォームを提供しなくても、個々人が気に入ったサービスをホーム画面に登録して独自のカスタマイズプラットフォームを持っている時代。

ウェブサイトのサイドメニューに天気や交通情報、ファッションなどのリンクをはってもわざわざクリックする人は少ないのでは。少しくらいはシナジーは生まれそうだが、せめて関連性のあるサービス同士を繋げたほうがよかった気もする。このようなことを考えつつ検索ペナルティを受けるリスクを考えれば、あまりいい戦略とはいえないのではないだろうか。

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